2004年入職
獣医師 腫瘍科 リハビリ科
東中 翠
MIDORI HIGASHINAKA
兵庫県神戸市出身
獣医師 腫瘍科 リハビリ科 / 2004年入職
東中 翠
MIDORI HIGASHINAKA
兵庫県神戸市出身
長く働き続けるために選んだエルザ動物病院
私はもともと将来的に開業したいという想いもなく、ずっと勤務医として働ける病院を探していました。自分が経営について考えるよりも、獣医師としての知識を深めたり、技術力を上げるために時間を使いたいと思ったのです。そんな中、総合病院であり、安定して長く働けそうなエルザと出会い、気づけば入職して15年以上経っていました。担当している分院の売上を考えないといけないことはありますが、実際の経営は経営管理本部が担っているので、当初の希望通り、獣医師としてのスキルアップを一番に考えながら働くことができています。私が入職した頃のエルザは今よりも規模が小さく、資料作成などの細かい作業で時間を取られることが多かったのですが、今では経営管理本部の業務支援部にお願いできるのがありがたいですね。飼主さまについて考える時間がより多く持てていると思います。
地域のかかりつけ医として
エルザに入職してから自分の成長を最も実感できたのは、北神戸の分院を任されたとき。人手の多い医療センターや、近くにエルザグループの病院がある他の分院なら、何かあっても別の先生に助けてもらうことができます。しかし、北神戸の分院は獣医師が私ひとり。他の分院からも離れているので、どんなことがあっても私と北神戸のスタッフでこなさなければいけません。緊急の手術などの際はプレッシャーも感じましたが、一つひとつ乗り越える度に自信がつくのを実感しました。また、医療センターでは各動物の診療の担当獣医師が固定されていないことが多いですが、分院では獣医師が一人なので同じ飼主さまを続けて担当します。長いお付き合いを通して関係性を深められるのも嬉しいですね。アットホームな雰囲気だからこそ、相談していただけることも多いですし、飼主さまと心でつながっているという感覚をやりがいに感じています。
獣医師として専門性を高められる環境
獣医師としてエルザで働く利点の一つに、専門的な分野に特化して技術を高めていけることがあります。医療センターにはいくつかの専門チームがあり、それぞれが協力しながら質の高い医療を提供できるように努めています。私は腫瘍とリハビリの専門チームに所属していて、リハビリに関しては私が立ち上げから機器や機具の導入などにも関わらせていただきました。難しい症例の飼主さまでも、専門チームに担当をお願いできるのは同じ病院で働く獣医師としてはとても心強い。一方で、自分の専門分野に関しては誰にも負けられないので、プレッシャーが大きいのも事実。日々進む医学の進歩に遅れをとらないよう、学会には積極的に参加し、学んだことをエルザに還元できるよう努力を続けたいですね。リハビリ専門チームとしての理想は、リハビリに特化した診療日を設けること。そうすることで情報を必要としている方々に向けて、ダイレクトに情報を提供していけると考えています。